見える努力の証拠
断捨離をする中で、毎年捨てられないものがあります。それは、中学生時代に毎日取り組んでいた家庭学習ノートです。中学2年生の時に担任の先生にすすめられて始めました。1日1ページ、家庭学習をノートにするというものです。
毎日提出すると、先生はノートの表紙の端にシールを貼ってくれ、ときには季節やイベントに関するかわいいシールを貼ってくれました。また、一言コメントも書いてくれました。
少しでもやる気が出るように、ノートの表紙にはいつも自分の好きなキャラクターのシールや雑誌におまけでついているブランドのシールを貼って、家庭学習ノートに前向きに取り組めるように工夫もしていました。
中学3年生のときに、担任の先生が変わりましたが、私は毎日家庭学習ノートを続け、提出しました。
中学3年生のときの担任の先生も、提出すると一言コメントを書いてくれる先生でした。また、ノートを使い終わると、必ず背表紙に日付とコメントを書いてくれ、私はこの言葉が励みになりました。
試験前には1日で1冊使い終わったときもありました。
見えない努力をいつも先生は誰にも言わずに、たくさんほめてくれて認めてくれました。だから、先生になった今、私も努力するお友達を全力で応援しています。先生が私にしてくれたように、私もお友達にしてあげたいからです。私も子供たちの自学ノートに、シールを貼ったり、コメントを書いたりしていたのは、このことからです。
中学2年生の1年間取り組んだノートが9冊。
中学3年生の1年間取り組んだノートが19冊。
積み重ねてみると、缶1つ分の高さになりました。
そして2年間分。
リングノートは、中学2年生の時の担任の先生が最後にプレゼントしてくれたノートです。そのノートは中学3年生の初めに使ったノートです。
この19冊のノートは約20年経った今も捨てられずにいます。ときどきこのノートを見返して、このときこんなに努力できたのだから、今の私にも努力できると、初心に戻ることができるからです。そして、このノートを見ると、自分が努力してきたことは、嘘ではないと信じることができるのです。
みんなも今日から始めてみませんか?