見える努力の証拠

 断捨離をする中で、毎年捨てられないものがあります。それは、中学生時代に毎日取り組んでいた家庭学習ノートです。中学2年生の時に担任の先生にすすめられて始めました。1日1ページ、家庭学習をノートにするというものです。

 

 毎日提出すると、先生はノートの表紙の端にシールを貼ってくれ、ときには季節やイベントに関するかわいいシールを貼ってくれました。また、一言コメントも書いてくれました。

f:id:tkymyuri:20200410180844j:image

 

 少しでもやる気が出るように、ノートの表紙にはいつも自分の好きなキャラクターのシールや雑誌におまけでついているブランドのシールを貼って、家庭学習ノートに前向きに取り組めるように工夫もしていました。

 

 中学3年生のときに、担任の先生が変わりましたが、私は毎日家庭学習ノートを続け、提出しました。

f:id:tkymyuri:20200410181105j:image

 

 中学3年生のときの担任の先生も、提出すると一言コメントを書いてくれる先生でした。また、ノートを使い終わると、必ず背表紙に日付とコメントを書いてくれ、私はこの言葉が励みになりました。


f:id:tkymyuri:20200410181237j:image


f:id:tkymyuri:20200410181234j:image

 

試験前には1日で1冊使い終わったときもありました。


f:id:tkymyuri:20200410181231j:image

 

見えない努力をいつも先生は誰にも言わずに、たくさんほめてくれて認めてくれました。だから、先生になった今、私も努力するお友達を全力で応援しています。先生が私にしてくれたように、私もお友達にしてあげたいからです。私も子供たちの自学ノートに、シールを貼ったり、コメントを書いたりしていたのは、このことからです。

 

 中学2年生の1年間取り組んだノートが9冊。

f:id:tkymyuri:20200410182558j:image

 中学3年生の1年間取り組んだノートが19冊。

f:id:tkymyuri:20200410182039j:image

 積み重ねてみると、缶1つ分の高さになりました。

 

 そして2年間分。

f:id:tkymyuri:20200410182208j:image

 リングノートは、中学2年生の時の担任の先生が最後にプレゼントしてくれたノートです。そのノートは中学3年生の初めに使ったノートです。

 

 この19冊のノートは約20年経った今も捨てられずにいます。ときどきこのノートを見返して、このときこんなに努力できたのだから、今の私にも努力できると、初心に戻ることができるからです。そして、このノートを見ると、自分が努力してきたことは、嘘ではないと信じることができるのです。

 

 みんなも今日から始めてみませんか?